誰も語らない「レアジョブ」の本当の評判を元業界人が語る

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英語を学習するためにオンライン英会話を検討するとき、必ず検討の候補にあがるのが業界最大手の「レアジョブ」です。

「受講生の口コミはどうなんだろうか?」
「上達しているのかな?」

と気になると思います。結論から言えば、レアジョブは教材に日本語表記もあり「全く英語が初めて!」という方が、英語に慣れるためには良いオンライン英会話サービスです。

しかし、レアジョブに慣れてくると「物足りない」と感じる受講生が多く、教材や学習メソッドがレアジョブの大きな弱点であるため、ビジネスパーソンであれば、他のオンライン英会話サービスを求める方が多いのが現状です。

本日は、元英会話業界でマーケティングをしていた筆者が、レアジョブについて「よくある役に立たない口コミ」ではなく、プロの視点から解説するので、レアジョブを検討している方は最後までご覧ください。

内容を読めば「あ、この人業界人だわ!」というのが必ず伝わるはずです。

レアジョブと他のオンライン英会話サービスを比較してみた

まずは下記の表をご覧ください。レアジョブだけを解説するより、他のオンライン英会話サービスと比較した方がよりよくレアジョブのことがわかるので、比較表を作りました。今回はビズメイツとの比較です。

◆ビズメイツと比較したレアジョブの比較表

ビズメイツとの比較

ビジネスコースに特化したビズメイツと比べると、レアジョブは費用が安くまた、日常会話や学生向けから、ビジネスコースまで多彩なコースがあります。

しかし、実際の教師はフィリピン人の学生が多く、レアジョブの英語教材は「レアジョブの講師にとって教えやすい」内容になっているため、レアジョブのレッスンでは教材内容そのままにレッスンが行われます。

例えば、あなたが商社マンであれば、貿易の内容や英語の交渉でなければ実際の英語で役に立ちませんが、レアジョブの場合は、レッスンのシチュエーションが固定されているため、正直役にたちません。

それでは、レアジョブを一つ一つ解説していきます。

レアジョブの教材はまるで学生時代の穴埋め問題!?

まず、下記をご覧ください。レアジョブのビジネス用教材です。

レアジョブの教材

引用先:レアジョブ公式ホームページ

上記はレアジョブの教材の一部を切り取ったキャプチャーです。

講師が読み上げるテキストを聞いて、穴埋めを行う形式の問題です。正直これを見て英会話の練習という気分になるでしょうか?

しかも教材には日本語が混ざっております。もし、英語が全くの初心者であれば、英語に慣れるまではこの教材も悪くはありません。

しかし、英語を学ぶには「英語を英語で考える」つまり、日本語から完全に英語に切り替える習慣が必要ですが、レアジョブの教材にはしっかり日本語も書かれているため、英語脳になりづらいのです。

また、英語のレッスンを続けるなら、「楽しい」あるいは「興味がある」という内容でなければ英語学習を続けるのは困難です。そして大人が学ぶ英会話とは「仕事」や「趣味」の内容でなければ、興味を持ち続けるのは非常に困難です。

そもそも、日本の英語問題は、このような教材のように穴埋めの文法形式になっていることです。このような形式だからこそ、日本人の英語力が伸びていない原因の一つなのです。英語を話せるようになるために、このような形式では、せっかくフィリピン人講師と英語のレッスンを受けるのに非常にもったいないです。

なぜ「穴埋め問題など学生が使うような教材」がビジネス向けなのか?それはレアジョブの切実な問題がある!

レアジョブは、日本一の会員数を抱えるオンライン英会話サービスの大手です。会員数は80万人と公式ホームページで訴求しております。当然それだけ会員数がいるのなら、フィリピン人教師も多く確保しなければサービスを提供できません。

そのような事情から、残念ながら講師の質を担保しながら教師数を伸ばすことはできず、学生なども多数存在します。そして、英語を教える経験がない教師でも、日本人にレッスンを教材で提供するとしたら、教師は

◆レアジョブ教師のレッスン教授法

・教師がテキストを読んで
・教師がテキストで決まった質問をする
・受講生の回答を直す

という単純なものにならざるを得ないのです。これはレアジョブが悪いというわけではなく、レアジョブのビジネスの構造上、そのような教材にしなければサービスが立ち行かないのです。これはレアジョブに限らず、同じく会員数が多いDMM英会話も同じような問題をかかえているのです。

ただし、DMM英会話の本業は「エロ」ですから、DMMは会員を集めることができれば、本業(エロ)で儲かることができるので、その辺はビジネスモデルがDMMとレアジョブでは全くことなります。

レアジョブの講師は学生が多い

上記でも解説しましたが、レアジョブではビジネス経験がある教師よりも、学生のアルバイトが非常に多いです。レアジョブの経営層も、本当はビジネス経験のある教師や、英語教師経験のある人を雇いたいのですが、それは不可能です。

なぜならレアジョブの給料は1レッスンで、だいたい150ペソ(300円くらい)ですから、そのような給料で質の高い教師は雇えません。

ですから、レアジョブのビジネスモデル自体が「とりあえず安いフィリピン人教師をたくさん採用して、それらの教師はテキストを読み上げて、決まった質問をするだけでレッスンが成り立つ」ということでなりたっているのです。

レアジョブは上場企業で非常に儲かっている!

レアジョブは上場企業であり、またコロナ禍の時代により急激に受講生を伸ばしており、2020年度の売上(連結ベース)は45億を超えました。しかし、受講生が増えて、しかもコロナ禍により、テレワークが進み、多くの過程では、テレワーク設備が整いました。

そのテレワーク設備は、そのままオンライン英会話に最適な受講環境となっており、そのため一人当たりのレッスン数が増えております。(これを英会話業界ではフリークエンシーと呼んでいます)

実はフリークエンシーが増えると、教師にサラリーが発生するので、レアジョブの利益率は低くなります。この辺はスポーツジムのビジネスモデルに似ており、オンライン英会話業界も、スポーツジムと同様にほとんど通っていない会員が多いほどもうかるビジネスモデルなのです。

つまり、オンライン英会話とは受講生が増えるのは嬉しい反面、毎日レッスンされると利益が減るのです。こういった構造も理解しておく方が、教師の質が高くなる体制なのか?そうではないのか?という点が見極めることができます。

しかし、レアジョブの財務状況を見ると、利益がかなり出ています?これはどういうことでしょうか?

ライザップ型のレアジョブのビジネスコース「スマートメソッド」

実はレアジョブは、既存の受講生を中心に「スマートメソッド」という、ライザップ型、つまり英語の上達成果を保証するタイプ短期集中のサービスを販売しております。

レアジョブ公式ホームページ:スマートメソッド

その値段

49万5,000円(別途初期費用が5万5,000円)

で、かなり高額です。スマートメソッドは、元ベルリッツでグローバルビジネスマンの教材プログラム(BBCSというベルリッツで最もハイスペックなコース)を作成していた、下又氏が担当しているため、教材やメソッドが苦手なレアジョブでも、開発が可能となりました。

(名前が「スマートメソッド」なのはなんとなく「ベルリッツメソッド」と似ている気がします。)

つまり、レアジョブの80万人の会員の中には、英語が必要な多くのビジネスマンも多数おり、決算資料をみると、レアジョブの中心顧客は20~30代のビジネスパーソンだそうです。

参考資料:Analyst Reports

そういった方に、短期集中型のスマートメソッドを販売することで、大きな利益をあげているのです。また、レアジョブは利益を高めるために、子供向け英会話サービスに資本を投下したり、事業を多角化しております。

レアジョブの3つのメリット

メリット①安くて毎日レッスンが受けられるから英語に慣れることができる

まったくの英語初心者でも、毎日レッスンを受けられるし、何より1レッスンあたり142円と非常に安いサービスですから、英語になれることができます。

レアジョブであれば「英語話したことがない!」という人でも一ヵ月間だけでもレッスンをしっかり受ければ、英語に抵抗はなくなるレベルになることができるでしょう。最初に日本人のカウンセリングを受けられるのも大きなメリットです。

メリット②日本人のカウンセリング

なかなか、DMMなどの他のオンライン英会話サービスとの差別化のポイントが分かりづらい点がありますが、レアジョブの良い点は、「日本人のカウンセリング」が付いてくる点です。オプションというかたちで月々1,078円を支払う必要はあります。

カウンセリングで、自分に必要な教材などを訪ねれば、いろいろ提案してくれますが、私も受けたことがあるのですが、残念ですが英語学習のプロというわけではなく、あらかじめ「こういう方には、こういう教材」というものが用意されているようで、コーチングの要素や、語学学習のアドバイスをもらえるレベルではありません。

とはいえ、全くの初心者の場合、非常に安心できる制度と言えるでしょう。他のオンライン英会話サービスと比べると、日本語で相談できる点は大きなメリットと言えます。

メリット③アプリが便利

レアジョブのスマホで使えるアプリは非常に便利です。特にレッスンの予約が便利で3クリック程度で予約を完了することができます。目標設定もアプリで行うことができるので、UXやUIが非常に良いアプリです。

レアジョブの3つのデメリット

デメリット①カメラを切っている講師がいる

なんと、レアジョブの講師の中には一定数「カメラを切っている人」がいるのです。英語受講生は、当たり前ですが英語で完全に講師の英語を聞き取ることができないので、カメラでの意思疎通も非常に重要です。講師にカメラのことを尋ねても

レアジョブの講師「カメラの調子が悪くて。。ソーリー。」

などという返事が返ってきます。ではなぜ、レアジョブの講師はカメラを切っているのでしょうか?私がフィリピン人教師に詳しい外国人の方に取材したところ下記のような理由があるようです。

◆レアジョブの講師がカメラを切っている理由

・月末でインターネット料金を節約したい(カメラをつけると重くなるから)
・ドライヤーで髪を乾かしているから

残念ながらこういった講師がいるのは事実です。こういった講師と出会った場合は、すぐにレアジョブにクレームを入れてください。レッスンチケットをすぐにもらえるはずです。

デメリット②学生の講師が多いからフリーカンバセーションがつまらない

やはり、学生が多いため、フリーカンバセーションを行う場合は、どうしても「アーティスト」や「漫画」などの話になることが多く、最初はそれでも楽しいのですが、ずーととなると飽きてきます。また、英語学習の目的と関係ない話となると、フリーカンバセーションでも英語の参考になりません。

これがビズメイツだと、全員がビジネス経験のある講師のため

「俺は副業でデリバリーをはじめた!」
「昼は社長をやっている」

という方が多く、ビジネスパーソンには、こういった話題が結構楽しいものです。学生が多いレアジョブでは、若い方特有の話題に限定されるデメリットがあります。

デメリット③教材が飽きる。まるで学生時代のテスト

先にも紹介したとおり、レアジョブの教材は学生時代の穴埋め問題や、ビジネスモデル上、教師の質が低くてもレッスンが教えられるようにできているため、非常に退屈な教材であることです。

そのため、レアジョブで外国人や英語に抵抗がなくなった人は、ビズメイツなどの他のサービスで学び人が非常に多いのです。

レアジョブで英語をペラペラになった人はいるのか?筆者の予想

これは予想です。毎日学習することで、ある程度英語を話せるようになった人はいるのではないか?と思います。ただ、レアジョブの元受講生に話を聞くと、ある程度レッスンを進めると、穴埋め問題などが続き、上達が頭打ちになってきます。これはDMMにも同じことが言えます。

そのため、レアジョブで英語に慣れた方は、ガチでビジネス英語を教えて、教材が豊富なビズメイツに鞍替えする方が非常に多いようです。

つまり、レアジョブでネイティブレベルのようにペラペラ話せるようになったという方は聞いたことがありません。

レアジョブは超初心者や、日常英会話の方が向いている

レアジョブか、あるいは他の英会話サービスにすべきか?悩んでいる方は、筆者の経験ですと下記の方々がむいております。

・英語を話したことのない超初心者
・日常英会話を趣味として自分のペースで行いたい方

レアジョブの多くはビジネスパーソンですが、50万円もする「スマートメソッド」でなければ、ビジネス英語に向いているとは思えません。なぜなら、レアジョブの講師のほとんどは、学生だからです。

英語を使ったことのない人でしたら、まずはレアジョブから始めるのはわるくはありません。

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