元業界人が語る!ネット上で評判の悪いビッグモーターをプロが考察

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「ビッグモーターは高く買い取ってくれるの?」

「ビッグモーターで車を買っても大丈夫?」

「ビッグモーターの社風、給与待遇はどうなの?」

など、テレビやラジオCMでも有名なビッグモーターの評判はどのようなものなのでしょうか。

結論から言うと、ビッグモーターの買取は他社よりも高く、評判が良いです。

一方で、販売(ビッグモータで車を買う)は「営業がしつこく強引とか「諸費用が高い」などの口コミが多く、ネット上での評判はあまりよくありません

また、社風や給与待遇については、「実力主義の社風」、「給与水準が高い」という評判があります。

本日は、元業界人の筆者がビッグモーターの評判について、解説いたします。

 

ビッグモーターの規模は業界ナンバー1

ビッグモーターの売上高は約3,700億円ということで、長く業界最大手であったガリバー(正式社名IDOM)の3,094億円(2019年2月期)を超えて業界ナンバー1です。

従業員数でも約4,800人(2018年6月)とガリバーの約4,400人(2019年2月)を超えています。

ビッグモーターはここ5~10年で規模を急拡大しており、全国に大型販売店を多数出店してきました。それに伴って、販売店で展示する在庫を積極的に買い取り、高値での買取に結び付けています

全国各地の大型販売店では、数百台の在庫が常時展示されているとともに、整備工場や板金工場を併設することで、販売からアフターフォローまで店舗で完結できるというメリットがあります。

急成長に伴い、若い人材も積極的に採用しており、実力次第で若くても店長などの重要なポストにつくことができ、社員の85%が年収650万円以上と業界水準よりかなり高めです。

 

ビッグモーターの買取の評判が良い3つの理由

ビッグモーターの買取の評判が良い理由は大きく下記3つです。

評判の良い理由① 直接販売するため買取金額が高い

ビッグモーターの買取金額は他社よりも高いという評判があります。他社よりも高く買い取りができる理由は、買い取った車を自社の大型販売店で直接販売しているからです

街の中古車店、大手買取店問わず、買い取った車のほとんどはオートオークションで売却しています。

オートオークションとは業者間で中古車が売買される市場であり、売買される価格はユーザーが購入する販売価格より安いです。

ビッグモーターはオートオークションを経由せず、自社の販売店で直接販売することにより、下記表のように中間マージンを省くことで他社よりも高い買取金額を実現しています

※オークション相場165万円の車の買取イメージ

※AA=オートオークション

 

評判の良い理由② 良質な人気車種は特に高く買い取る

ビッグモーターは良質な人気車種は特に高く買い取ります。

理由としては、良質な人気車種は店頭ですぐに売れる可能性が高いため、通常より利幅を少なくして買取価格に回すからです。

ここでいう「良質な」とは内外装がキレイなことと、走行距離が少ないことを指します。

走行距離が少ないとは、だいたい1年で1万キロ以下を言います。例えば、初年度登録から3年が経過している車であれば、3万キロ以内です。

人気車種とは、「プリウス」などのエコカーや「ノート」「アクア」などのコンパクトカー、「アルファード」「ノア」などのミニバンが代表例です。

ビッグモーターの各販売店では、良質な人気車種を常に必要としており、他社よりも30万円も高く買い取るという事例もあります。

 

評判の良い理由③ 次の車がくるまでの間、代車を用意してくれる

一般に、買取店で車を売却する際には商談が成立した後、すぐに車を引き渡してくれと言われます。

理由は、買取店としては一刻も早く転売して利益を得たいからです。また、時間が経過することにより、車の相場が下がるという理由もあります。

車乗り換える場合は、次の車がすぐくるとは限りません。新車であれば1~2か月程度納車までかかります。

そんな時、ビッグモーターでは次の車がくるまでの間、代車を用意してもらえます。

一部買取店では、売却する車を納車まで乗っていてもOKというところもありますが、売却を決めた車に乗り続けるのは事故などを考えると不安です。

通勤で車を使うなど、車が常時ないと不便という方に好評の対応です。

 

低年式車や過走行車は高価買取が難しい

他社よりも高く買い取る確率が高いビッグモーターですが、どんな車でも高く買い取る訳ではありません。

ビッグモーターは自社で直接販売がしにくい車は積極的に高値を提示しません。

販売しにくい車とは「低年式車」や「過走行車」です。

低年式車とは新車登録からおおむね10年以上経過した車を指し、過走行車とは10万キロを超過した車を指します。

そのような車はビッグモーターでもオートオークションで売却することが多く、他社と同等以下の買取金額となります。

よって、少しでも高く売るためには、ガリバーやカーセブンなどの他社大手買取店を含めて査定依頼したほうが良いです。

複数の買取店に査定依頼する際は、下記カーセンサーネットを利用すると簡単に依頼することができます。

メールのみでの対応も可能ですので、売却を検討されている方は試してみてはいかがでしょうか。

◆加盟店数NO1のカーセンサーネット

 

ビッグモーターの販売の評判が悪い3つの理由

ビッグモーターは販売の評判があまりよくありません。ネットの口コミや質問サイトではクレームが多いです。

評判の悪い主な理由は下記3つです。

評判の悪い理由①営業がしつこく強引

ビッグモーターの営業はしつこく強引という口コミが多いです。

ビッグモーターの営業スタッフの給与体系は、実績に応じたインセンティブの比率が高く、販売すればするほど給与は高くなるという体系です

そのため、営業スタッフによっては強引な商談をする人がいます。

ビッグモーターは過去に、保険のノルマを下回った店長に「罰金」を課していた可能性があると報道されるなど、社内での実績目標は相当厳しいと推測されます。

実際に、筆者がビッグモーターの販売店に訪問した際も、「本日決めることはできそうですか?そうであれば、がんばらせてもらいます!」と即決のメリットを強調されました。

中古車はその場で決めないとなくなってしまう可能性はありますが、焦って決めても良いことはないので、ゆっくり考えたい場合は、「購入自体をまだ検討中」と言って、保留にしたほうが良いです。

 

評判の悪い理由② 諸費用が高い

ビッグモーターは販売価格が安めに設定されていますが、諸費用が高めです。

諸費用とは、名義変更の手数料や整備費用、陸送費、保証費、オプションの費用を言います。

100万円クラスの車でだいたいの諸費用は20万円前後です。

他社に比べて高い主な諸費用は、陸送費、保証費、納車費用であり、だいたい1~2万円程度高めです

また、ビッグモーターはロングラン保証という最大10年間の保証を提供していますが、プリウスクラスで約9万円と安くはない金額です。

営業スタッフによっては、コーティングを強くすすめられることもあり、諸費用が高額になる理由ともなっています。

諸費用をとにかく安く抑えるためには、陸送費が掛からないよう店舗に展示してある車を選択し、不要な保証やオプションを断るとともに、車庫証明を自分で取得すること等、削減できる項目は全て削減することをおすすめします。

 

評判の悪い理由③ ローン金利が9.9%と高い

ビッグモーターの店舗で利用できるローンの金利は9.9%であり、ディーラーや銀行の金利に比べて高いです。

ビッグモーターの金利が高い理由は、金利の一部がビッグモーターの収益になっているためです。

ビッグモーターがオリコなどの信販会社から借り入れる金利は9.9%よりだいぶ低い金利(だいたい半分以下)であり、その差額がビッグモーターの収益となっています

仮に、銀行のマイカーローンが金利2.9%だとすると、150万円を5年払いで比較するとビッグモーターの金利9.9%とでは約29万円もの差が出ます。

29万円というと、最新のナビゲーションやテレビなどの家電を購入しても、お釣りのくる金額です。

営業スタッフとしては、ローンを組んでもらえると、収益の増加につながり自身の評価にもつながるため、積極的にすすめてくる場合があります

月額の費用が安くなるからといって、長期間のローンをすすめられるままに申し込むのは金利が膨大となり危険です。

ビッグモーターでローンを組むメリットとしては、手続きがカンタンとか、審査が通りやすい、というものがありますが、支払総額を抑えたいのであれば、金利の安い銀行や農協などのローンを組んだほうが良いです。

近年では、ネットで簡単に申し込める金利の安い自動車ローンもあります。

金利の安い自動車ローンでおすすめなのは、損害保険ジャパン日本興亜が提供する【ジャパンダ・ネットマイカーローン】です。

金利が1.9%~2.85%と安い上に、ネット上で簡単に手続きができ、利用者からの評判が良いです。

審査も1両日中には回答されますので、ローンでの乗り換えを考えている方は検討してみてはいかがでしょうか。

 

ビッグモーター社員の85%は年収650万円以上と高い!

ビッグモーターによると、社員の85%以上は年収650万円とのことで、同業他社に比べて非常に高いです。

業界大手のガリバーでも436万円、アップルでは362万円、カーチス410万円(ヤフーファイナンスより)です。

ビッグモーターでは、20代で店長や工場長などの要職につく人も多く、工場長になると年収800万円を超えるということです。

筆者が所属していた大手買取店からも、待遇の良さを理由に転職していく営業が少なからずいました。

年齢にかかわらず、実績を残した人には相応の報酬が支給されるということで、営業に自信のある方や、自分の力を試してみたいという方には、相応しい環境かと思われます。

 

ビッグモーターの勢いは今後もしばらく継続

ビッグモーターは昨年(2018年)も全国で32店の新店をオープン(リニューアルオープン含む)しており、拡大路線を続けています。

店舗数の拡大に伴って、在庫が必要となることから買取にはより力を入れていくと思われます。

買取台数も好調で、豊富な在庫を武器に積極的な販売施策を展開しており、しばらくは勢いが続くでしょう。

売却を考えている方は、比較検討する1社にすることをおすすめします。

ビッグモーターでの購入を検討している方は、見積もりひとつひとつを細かく確認し、自分に必要なものだけを選択し、総額の支払いを抑えることをおすすめします。

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